【詩】欲張り

とめどなく溢れ出す感動と、愛しい人の成長が、 孤独で堪らなかった昔を、絵本の中の昔話のように変えてくれる。自分1人で生きていくのが精一杯なはずなのに、 どうして私なんかを応援してくれるんだろう変でしょ 変なのが好きなの 浮いちゃうよ 風船じゃな…

【詩】命

ラテン系の男と、ガテン系の男を合わせて パテン系の男を作った脳科学者は牧場で牛の乳を搾っている頑張れば頑張るほど宇宙に近付いた気がした宇宙飛行士は、気を抜いた瞬間にロケットで飛んでったパセリの味を知らない私は恋の味も知らないと思うであろう?…

【詩】眠疲

苦手な人に好かれる事が嫌過ぎて、 好かれたい人に好かれている事実を忘れる 疲れても、疲れても、 こんな社会の高い山を幾度も乗越えたくも無いが、 この世にまだ知らない言葉があるのなら、余裕で生きていける毎日がアクシデントだらけ 何が来るかは分から…

【詩】おめめの二乗

クッキングパパだって 200巻まで続いてるんだから この世にある全部を、命の残りで食べよう 沢山の命を最後まで、2つの命で食べよう遠い所で跳ねた野うさぎは、 月も知らずに跳んでいるそれも知らない私達は、 大きな口でシチューを平らげてる丸ごと煮詰めた…

【創作】葡萄

今がどんどん過ぎて行く 今がどんどん過ぎて行く僕は、出来損ないだ皆ができている事を何一つできなくて、 周りが当たり前にできている事が怖い 果てしなく嬉しい事も、 多分周りからすれば対した事なくて 夢は大きいと大概馬鹿にされるごめんね、ごめんねダ…

【詩】何色でも良い

「確信的な何かが欲しいの」いじらしく言ってみた クネクネして言ってみた 一番可愛らしくなりたかった誰が見ているのか大体分かるけど、 それが全て私の思い違いで、届いていると思っていたものが届いていなかったみたいな、私の味方だと思っていた人が私の…

【詩】柔らかな水面

君は心から笑うようになったね 表情が柔らかくなったね、その表情を見るだけで私は 今もほら、涙が出ちゃうそんな水は愛おしくぽろぽろと、 暖かい安心の水面に水滴が落ちていくよ涙にも沢山の色があるんだ優しいのに沢山苦しくて心では皆を信じれなかった君…

【詩】人間に産まれたんだから

黒糖飴を舐めよう 黒は悪の具現化とはよく言ったものだが、 あれは黒色の中で1番優しい味だ悪魔みたいな大きなパパと 悪魔みたいに器用なママの間に産まれた 悪魔みたいに不器用で傷付きやすいこの私は 体の重みに悩まされ、 人間に産まれたことを後悔してい…