散文

【詩】欲張り

とめどなく溢れ出す感動と、愛しい人の成長が、 孤独で堪らなかった昔を、絵本の中の昔話のように変えてくれる。自分1人で生きていくのが精一杯なはずなのに、 どうして私なんかを応援してくれるんだろう変でしょ 変なのが好きなの 浮いちゃうよ 風船じゃな…

【詩】命

ラテン系の男と、ガテン系の男を合わせて パテン系の男を作った脳科学者は牧場で牛の乳を搾っている頑張れば頑張るほど宇宙に近付いた気がした宇宙飛行士は、気を抜いた瞬間にロケットで飛んでったパセリの味を知らない私は恋の味も知らないと思うであろう?…

【創作】幸せって、尖ってる

金平糖が床の上で転がっていった自分の体調によって、それを見て 夜空の星が私の床に来てくれたって思う時と、 床の上に金平糖をこぼしてしまう自分が嫌になる時がある同じ事が起こっても、 自分の体調によって全然感じ取り方が違うんだ金平糖を舌の上で転が…

【戯曲】付き合ってくれてありがとう

さんぽ→ぽ たくぼ→た(部屋から出てくる) ぽ「おはよー」 た「あ、おはよー」 ぽ「今日天気なんなん?」 た「雨ちゃう?」 ぽ「スーパー行こ」 た「雨やのに?」 ぽ「雨やからスーパー行こ」 た「変わってるね」ぽ「スーパーってさ、」 た「うん」 ぽ「なんで…

【詩】人間に産まれたんだから

黒糖飴を舐めよう 黒は悪の具現化とはよく言ったものだが、 あれは黒色の中で1番優しい味だ悪魔みたいな大きなパパと 悪魔みたいに器用なママの間に産まれた 悪魔みたいに不器用で傷付きやすいこの私は 体の重みに悩まされ、 人間に産まれたことを後悔してい…