【詩】欲張り

とめどなく溢れ出す感動と、愛しい人の成長が、
孤独で堪らなかった昔を、絵本の中の昔話のように変えてくれる。

自分1人で生きていくのが精一杯なはずなのに、
どうして私なんかを応援してくれるんだろう

変でしょ 変なのが好きなの
浮いちゃうよ 風船じゃないのに浮いちゃうの

馬鹿でしょ 嬉しいと寝ちゃうの

楽しいでしょ 毎日が嬉しいの

綺麗でしょ この先に見えている未来


幸あれ ホントのホントに、全員に幸あれ

自分でできる事に限りはあるから、
そこの貴方だって、自分のできない事に落胆してしまう事は、あるかもしれないけれど

誇って。
そんな所も誇って。

頼って。
辛かったら、少しでも誰かに。
お願いだから頼って、休んで

大丈夫 大丈夫
大丈夫 神様だって余興で地球を作ったのかもしれないよ

嘘みたいに、素直

人間は汚いのに、
汚い所も、可愛いじゃないか
だって、すぐに拭き取れる
赤ちゃんの口の横のほっぺたに付いたケチャップみたいだもん

無理にでも口角を上げてみて
そしたら動けるようになるよ

なんで皆が味方なの。

ねえ、涙を拭いて。
沢山の透明な涙を。

夢にまで見た素敵な明日や、
辛くて声も出なかった昨日までも、
貴方達の今を造り上げた血肉だから

ありがとう、
そんな日までもありがとう

私一人にできる事に限りはあるけれど、
どうにか欲張って幸せになりたい 応援して

美味しそうね、
いつだって虹は。

虹みたいに綺麗なのに、
いつだってそこにいるね貴方は。

優しい顔をしているね、皆

何故そんなにも素敵なの
綺麗だよ、綺麗。

全ては分からないね、
けど、分からなくてもいいのかもね
知らないからウキウキしちゃうんでしょ

なんて可愛いの

素晴らしい
素晴らしいね

君の周りにある人間で作られた世界と、
私の見えているありがとうは
全くもって同じだから

きっと名前もお揃いになるね