【詩】人間に産まれたんだから

黒糖飴を舐めよう
黒は悪の具現化とはよく言ったものだが、
あれは黒色の中で1番優しい味だ

悪魔みたいな大きなパパと
悪魔みたいに器用なママの間に産まれた
悪魔みたいに不器用で傷付きやすいこの私は
体の重みに悩まされ、
人間に産まれたことを後悔している


人間に産まれたんだから、
人間に産まれたんだから


出来ない事があっても悔やんでも仕方ないでしょう


人間に産まれたんだから、
人間に産まれたんだから


多少汚くても仕方がないでしょう


人間に産まれたんだから、
人間に産まれたんだから


しっぽは生えてこないでしょう


人間に産まれたんだから、
人間に産まれたんだから


麦茶の美味しさが知れたんでしょう


僕は天界にいってしまったから、
いってしまったから


僕が君にしてあげられる最大限の事をしてあげよう


人間に産まれたんだから、
人間に産まれたんだから


休んでも誰も怒らないさ
怒る方が気が狂ってる


頭が痛いのだったら、
頭が痛いのだったら


病院に行って薬を貰おう


お金が欲しいんだったら、
お金が欲しいんだったら


頑張ってちょっとだけ働いてみよう


生きるのが苦しくなったら、
涙が止まらなくなったら


僕が代わりに沢山泣いてあげよう


それくらいしかできないけれども、
君の辛い分を全て背負ってあげたいけれども


それをしては君が成長できないだなんて言われたもんだから。僕からしたらそんな事知ったこっちゃないんだけれども


人間に産まれたんだから、
人間に産まれたんだから


やりたい事が強過ぎて、
だからこそしんどくなるんでしょう


君は生きているんだから、
生きているんだから


もっと我儘でいていいんだよ