【エッセイ】いっぱい舞台出れて嬉しかった

昨日は私の属している
大阪芸術大学落語研究寄席の会の定期公演
"芸漫"があった

私は私生活で体力を使い果たし、
毎月ある芸漫も大変おひさしゅうの出演であった

ちなみに芸漫と名付けたのは、
OBのミルクボーイさんで、
芸漫と言う度に胸がいっぱいの気持ちになる

今回は落研内で組んでいる私のコンビ
【猫も杓子も】で出演した
相棒のたくぼは、神が優しさと、か弱さと言う2つのタイトルで生み出した作品なのだろうかと言う感じで。

そんなたくぼの舞台前の緊張感が、
芸漫で積み重ねた経験値で少なくなっていた
(たくぼは裏方として落研に入って来ている)

終わってから、
ネタありがとう!楽しかった!と連絡が来て、
こちらこそありがとうと思った

私の家と芸大までは凄い距離あるし、
田窪の家とも全然近くないので、ネタ合わせはぜんぶ電話でした。当日に対面で初めてネタを合わせた

それと、芸漫の数日前は恒例のネタ見せと言う、
皆の前でネタを見せるのがあるけれど、
たくぼも朝から晩まで授業で忙しく、
こっちもこっちで忙しくて会う時間も取れず、
いつもは動画ネタ見せって言って動画をグループに送るけどそれもできなかったのに、

4回生である言い得て妙さんの前出番を任せて貰えた。後の方の出番にして貰えた

後、さんぽさんしますかって言って、
前説と後説と大喜利コーナーにも出して貰えた

信頼して貰え過ぎな気がする

本当にありがとう!
けれど、こっちがいない時もあるし、
前説と後説はやんわりとでも事前に決めといた方がいいと思ったし、こっちは演者としての協力しかできないけれど、前説も後説も、ライブを盛り上げる為の大事な役目だからこっちが卒業する前にこうした方がいいかもね!みたいなんも後輩に伝えときたいから後輩と一緒に前説とか後説やってみたい

芸漫前はスクールバスの前で客寄せをする
呼び込む。とっても大きな声で

そしたら誰かが私を嘲笑って、聞こえない声でそこの中だけで変な笑いを取ってた
それを見て、(絶対に売れてやる…‼️)と思った
いつもはそんなん、思わないのに
貴方達の届かない所へまで行ってやると思った

先輩もそれを見たのか、
そな辺で俺おもろいねんってイキってシャシャってる大学生よりも比べもんにならない位おもろいんで来てください〜!と何度も言っていた

凄い呼び込みやなと思った笑

周りにそんな人おるんかなあとか思って、落研には、落研以外で1人も友達いない人がいっぱいいる
そんなにも優しくて面白いのに。


人が一生懸命頑張ってる時に、
自分が一生懸命頑張ってない時や頑張る事を諦めている時、人は一生懸命頑張ってる人を下に見て自分の肯定感を保つ方法を取るから、それは決して健康的な方法では無いとは思うけれどもやはり傷付くは傷付いて。
けど、その日毎月来てくれるお客さんもいて。
届く人には、きちんと届いてるって思う


いざ舞台に立ったら、そんなこと忘れてた
舞台の上はとっても楽しかった
見てくれた人が私は光ってたって言ってくれた

客席から見ても、みんな面白くて、かっこよかった

そしてそれ以上に、自分は格好良かったら良いなって思う

いつもは繊細な所もあるけれど、
舞台の上では面白くて格好良い存在でありたい

面白いが、自分の中でいちばん可愛くて格好良くて最強だから

誰しも自分ってなんか面白いんじゃないかなって思う瞬間はあって、その感情が芽生えだすピークの時期が大学生なんだと思う

私は短大が合わなくて辞めたけど、
大学生は、
羽目を外したり、大人の振りをしてみたり
自分が何かにハマらないと地球に置いていかれるから、必死に何かの特別になろうとして一定の相手を傷付けてみたり集団で固まって動いてた。
それだとただ地面の上で鋭利な粘土達が動いているだけで、決して輝けないのに必死そうだった
子供と大人の桶狭間の戦い
それを見て、無理してるにしてもしんどいなって思ってた

短大では1人もいなかったけど、落研にはいっぱいの仲間がいて、先輩がいて、後輩がいて、同期がいる

そんなのが、私の学校コンプレックスの傷に、
言えば大学生コンプレックスの私に、
優しく、暖かく、じんわりと馴染んで来てくれる

頑張って、楽に、
幸せに生きていこう
矛盾した言葉だけれど