【感想文】映画.女子高生に殺されたいを視聴

面白かった
私が崇拝している漫画家様
古屋兎丸殿が原作のこの映画

銀魂の作者さんが仰っていたが、
実写化は漫画家にとって何の利益も無いのだと言う

・これは、
古屋兎丸様の懐の広さを物語っている

数々の自分の作品の実写化、舞台化。
そして同人作品も出しておられていたり(買いました)
生駒里奈さん原作の漫画を描かれていたり、
デビューして何年が経った今も同時に3冊ぐらい古屋兎丸様の漫画が出たりして、
古屋兎丸様を敬愛するワタクシとしては、
ありがとうを超え、尊さに心が痛む

ありがとう古屋兎丸

尚、古屋兎丸様はカルト的な人気を誇り、
現在はテレビ局で働いている夢屋まさるさんの芸人としての最後の単独ライブのポスターは古屋兎丸
夢屋まさると言う芸名も、古屋兎丸様を文字って名付けられたそうだ。


さて、今回の作品
・女子高生に殺されたい
だが、女子高生に殺されたいと言う特殊な欲求を持つ主人公が、どうやってその作戦を実行するか
と言うストーリーとなっている

私が古屋兎丸様の作品に尊さを感じているのは、
心理的な物を沢山使われているから

今作品には、異常な記憶力を見せる
サヴァン症候群を持ったあおいと言う登場人物が出てくる
あおいは、私と同じ発達障害
アスペルガー症候群

サヴァン症候群は、発達障害を持った人の中でも異常な記憶力を持つやつの名称的なやつで、
あおいは教科書を1度読んだだけで全て覚えている

私はサヴァン症候群の気質を持っていて、
特に服に関する記憶力がえげつい

その服をどこで買ったか、その服を買った時の自分の感情やその時の体温や気分や体調、
また、その服を着た時にどこへ出掛け、何を思い、誰と過ごし、どんな気持ちだったのか
色にも、その色を着ていた時の気持ちが蘇るから、今日はこの服やこの色着れないなって言うのが多々ある
だから洗濯を干すのも記憶が蘇り過ぎてパニックになってしんどい
友達の着ている服も全て覚えている
それを幼なじみに伝えると、
いやコイツどんだけ同じ服着んねんとか思われたら恥ずいやん
って言われた
それは思わへんよ笑

ネタに関する記憶力もえげつなく、
常に情報過多気味なのであまりネタは見れないし
発作が起こるのでネタ番組とかも賞レースだけにしようと思ってるけど、
何年前に劇場で観たネタも、どの席で見たのか、
自分はその時どんな気持ちだったのか、
細かく覚えている
ネタ以外も細かく覚えている。その場の温度とかも

だから、しんどいんだ

その幼なじみに、教科書とか丸暗記できて最高やん!と言われたけれど、その記憶力にも凄く偏りがあって

これが私が本気で書いた日本地図だ

今は何月なのか忘れるし、
今が何日なのかも分かってない

後、方向音痴を超えていて、
毎回外に出る度に、全く知らない景色だから怖い

古屋兎丸作品は、後味の悪さがとても好き
映画版も、また違った後味の悪さがあった
けど、漫画とは別作品だったな
私は漫画の方が断然好きだった