トークデトックス

泣きそうな時、
人はどうやって過ごしているんだろうと思う

今日は愛知の後輩学生芸人のトシキくんと私と2人でトークライブ
#トークデトックス〜お笑いは大好きなんだけど、僕たち、ピリピリは苦手なんだ〜
の記念すべき第一回を開催して来た。

第一回と記入していると言う事は、第二回もやりたいと言う事ですトシキくんや

私とトシキ君は、共通の後輩、
大阪芸大落研所属、松竹の養成所生のやまだひらいたを通じて知り合った
ひらいた主催の大喜利会にトシキくんがわざわざ愛知から汗まみれでやって来て、
私は、140キロ&アクセサリージャラジャラ(似合っていて良いと思うよ!)
と言うパンチの効いた風貌を見て、
あ、松竹方面の作家さんか。
と思っていた

聞いたら、
全然学生芸人やった。
しかも、後輩やった笑

お笑いをやっていると、
嘘みたいなことがたまに、
いや、頻繁に、起こる。

そこでトシキくんの驚きの低姿勢を見て、
気になり、Twitterのスペースと言うトーク機能を聴きに行ったり、私のスペースに参加をしてくれたりしてお話を重ねたんだ

トシキくんの経歴は、
・小学生でレスリング6連覇
・元レスリング日本代表🇯🇵
・現レスリングコーチ(20歳)
と言う、物理的にも経歴的にも強過ぎるエピソードを持っている

私がトシキ君と呼んでいるのは、
トシ君と呼ぶと歴代の元彼女さんを思い出し古傷が痛むそうだから
元々ナスbと言う名前でやっていたけど、
姓名判断をしてトシキの方が良かったから、
ミスターS.Rのトシキ君に改名した

薄々この文章ら辺から気付く方もいらっしゃるかもしれないが、トシキ君の心は、凄く繊細だ

ひらいたとトシキ君と3人で話していた
トシキ君は、ただ、力が強く生まれただけだと。

神様はなんていたずら好きで、なんでトシキ君にこんなにも物理的な力を、天からの才能として与えたんだろうと思う。

心の繊細さとレスリングの強さが比例してへん
サーファーが詩を書きながらサーフィンしてるぐらい合ってない

ライブ後、打ち上げでは皆でアメリカ村に行ったが、鬼のように黒人さんのキャッチに声掛けられていた。
物凄く見た目オンリーで、厳ついと判断されたんだろう。おっきいから

久しぶりに見たら、世界遺産ぐらいデカかった
世界遺産見たことないけど、それぐらい大きいんだ

私、ピーマン君(トシキ君の相方)、トシキ君の3人でベンチに座っていて、
え、地震?と私が言い、
え、地震?とピーマン君が言い、
トシキ君が近所にゴミを捨てに立ち上がり、
トシキ君がベンチに座ったらまた地震が起きた

見てて、ほんま重そう

と言う私も、お笑いを始める前からずっと劇団のレッスンに通っており、現在もお芝居をやり続けている。
トシキ君には流石に負けるが、
19歳から入る演劇学校に飛び級で16歳で入り、そこの演劇の短編集の公演をトリで主演を任せて頂いたり、即興演劇の大会では優勝と準優勝をさせて頂いている

後、ピアスが10個空いてて、
現在は青髪で、見た目も派手である。
14歳から大喜利も始め、高校の時に行ったオーストラリアの短期留学のキャンプ先で全編日本語でピンネタを披露し、クラスの中でMVPを取った

舞台に立つ事が本当に好き。

バリパリピやん。BPPや

だけど…だけど…
感受性がえげつ過ぎて、
駅で知らない小さい子が泣いてたりすると私にも自然と涙が移る
映画も大好きなんだけど、その、感受性が強過ぎて、そこまで泣かへん映画でも8回くらい嗚咽しながら泣くからそんないっぱい観られへん
高校野球も、そこまでに行くのに凄く苦労は知っていて、そして必ずどちらかは負けるし、
野球の試合は時間的に長いので、そこで戦っている高校球児の気持ちに自然となって、心が苦しくなり過ぎて全く見れない


私は、自分で自分の事を、
神が感受性と言うタイトルで作りあげた作品
だと思っている

過ごしてて、思うよ。
そのタイトルの作品だとしたら100点だよと…



そんな私とトシキくん。
繊細な2人にはある共通点があった

お笑いが大好きなんだけど、
ピリピリが苦手なんだ

本当にそう。
怖い

私はお芝居の現場で。
トシキ君はレスリングの現場で。
活躍すればするほど、妬みなのかどうなのか分からないけど、たくさんいびられて来た

たくさんたくさん傷ついて来た
酷い言葉も掛けられた
私は幼稚園の頃から頑張れば人よりも少し勉強ができて周りからの期待とかも大きくてしんどかったし、
トシキくんは霊長類最強の小学生としてテレビで紹介もされていた。
嫉妬されて酷い言葉を言われても、言い返せないし、言い返す気もないし、嫌な事をされても、必死に我慢するだけだった
ただ傷つくだけで、人を傷付けたくないから、何もしないし言い返さない



ミスターS.Rは、
松竹芸能さん主催の面白い25歳以下を決めるARAKEZURIと言う大会を19歳で優勝している
しかもARAKEZURIだと優勝と準優勝してる
トシキ君は、最近大学生すべらない話グランプリで全国3位になった

実力もある。
ただ、話を聞いていると、
お笑いの大会でも、
優勝しているからって、
トシキ君に直接お前調子乗ってんじゃねえぞー!と言われたりとかしてとても怖くって、出たくてもお笑いのライブに出れないんだと言っていた

トシキ君は、決して調子に乗っていない
ただ、頑張っただけなんだ

私もそう。
沢山いびられている間、
その時間も、必死にずっと役の事について考えていただけなんだ


私は、おしゃべりが大好きだ
調べると、おしゃべりにはしっかりとリラックス効果があると書いていた

私は、いつかトークライブをやりたいと思っていた

じゃあ、2人で、
ひとつもピリピリが無い、
ひがみもない、
そんな、お笑いライブ、
トークライブを、やろうって

凄く楽しかった

今日以上に楽しい日があるんかなって思うぐらいに

けど、きっとこの先あるんだと思う

そんな私は今、嬉しくって、
目の上に涙を浮かべている

この上に小さな船が泳いだら、
行き着く先はどこになるんだろう