【エッセイ】充実

また明日が今日になって、
来週が今週になった

私は、"今"と追いかけっこしているような気がする
いや、鬼ごっこで言う所の今が鬼で、
私はその今という鬼から逃げている

とは言え今とは並走しているので、
学祭の打ち上げからの二次会で斉藤和義の空に星が綺麗を後輩2人とカラオケルームを歩き回りながら歌った時も、今は幻の4人目となっていたんだろう
あまりにも輝かしい瞳をしているので、
そのままでいて欲しいと伝えると
散歩さんが4回生になっても変わらなければ自分も変わりませんと伝えてくれた
私はそのままで変わらないでおくれと周りから何度も伝えられて早4年目になろうとしている
だから4回生になっても変わらない
もっと幼稚になっているのかもしれない

大阪芸術大学落語研究寄席の会に所属し、
もう3年目になった

なんとなく漫才するんやろうなと思ってたけれどもスケジュール的にやっぱりピンネタ中心となった

私の頭の中は奇妙なので、
その奇妙を、周りにいかに伝えやすくすればより笑顔になって頂けるんだろうと考えた結果、
辿り着いたのは力技だった

一人暮らしを始めて、3年目にもなった

私は落研に属して3年目
残りはあと1年なのだが、
もう落研に思い残す事は無い

卒業までにはやりたいと思っていた落語も前の学祭で披露できたし、合同コントにも参加したし
てか学祭に落研で出れたし、
合宿にも行ったしコンビでネタもしたしピンネタもしたし先輩作成の映像作品では声優も務めさせて頂いて卒業作品では主演させて貰ったし出演した2作品共で賞も受賞されて、先輩と外部ライブにも出たし大喜利会もしたし後何してないかなって考えたら貯金したいぐらいで。

この話は落研学祭の打ち上げでもしたのだが、
さんぽちゃんはどうなりたいとかあるの?と聞かれ
社会に貢献したいと言った
どうにか社会と絡んで、金銭面で自立する
それが大きな目標だ もちろんゆっくりとね

私は明日も今と追いかけっこをして
死に際、シワシワになった手を自分の目で確認しながら、今は追い越せなかったが、来世は今を追い越してやると思いたい